風薫る日のお菓子。
街道沿いに 堂々と大きな鯉のぼりが並び立ち、行きかう人の目をとめる・・・そんな風情は、時とともにしだいに 見られなくなりましたが、五月五日の「こどもの日」は、やはり特別な一日。もとは「端午の節句」といい、菖蒲など香気の強い植物で穢れを祓う厄払いの行事が行われていたのだとか。やがて菖蒲が尚武(=武を尊ぶ)に通じることから、武者人形や兜をかざり、男の子の武運と健康を願う行事として民間にも広まっていったとされます。
滝をのぼった鯉が龍になった故事にちなみ「立身出世」の願いをこめた鯉のぼり。
瑞々しい初夏を感じながら、お召し上がりください。