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練り込む、まぶす。ふわりと香る、隠し味・・。
雪のようにたおやかな和三盆糖は、和菓子には欠かせない希少な食材。
古くから貴人に愛された、最高級の日本のお砂糖です。
まろやかで上品な甘さと、スーっととろける様な口当たりの良さは、
手仕事ならでは。
茜庵では、白く精製された和三盆糖と、まだ精製される前の素朴な風味の残る源糖を、お菓子により使い分けます。
和三盆の本場、阿波徳島の菓子屋だからできる 本物の和菓子をお届けしたい。
そんな庵主の想いを支えてくれるのが、徳島県板野郡にある老舗の製糖所の三代目、友江昭人さんです。
熟練の糖職人が、昔ながらの製法で手作りする和三盆糖。
友江さんこだわりの和三盆糖づくりは、厳選した糖黍の苗を3月に植え付けることから始まります。
友江さん
今は(15cm程度の)小さな苗ですが、徳島の大らかな気候に合っているんでしょうね。
収穫期には、大人の背丈をゆうに越える大きさまで成長します。
和三盆糖の原材料となる砂糖黍を手作業で作付けしているところ。
大人の背丈ほどに成育したところで、十二月の収穫期に根ごと引き抜き収穫します。
半信半疑の庵主、12月に再度、友江さんの畑を訪れて、びっくり。
生命力溢れる立派な砂糖黍畑が、出迎えてくれました。
友江さん
様々な品種を試して辿り着いたこの黍は、水分量が約70%、糖度は約20%強。
しっかりと甘さがのって、瑞々しいのが、特徴です。
大人の背丈の2倍以上(!)すくすく育った砂糖黍畑での収穫作業
3代目友江昭人さん。
誠実に、丁寧に素材を育てています。
収穫したての黍をその場で削ってもらって、ちょっと一口。
どこか懐かしいような優しい甘さが、じんわりと広がります。
キラキラと、なんとも瑞々しい切り口。
収穫作業を終えると、休む間もなく次の作業へ。収穫後3日以内に、全ての砂糖黍を煮詰めていきます。
友江さん
うちは、3日以内に製糖に入ります。
良い砂糖を作るには、何よりまず鮮度です。
収穫したばかりの砂糖黍の皮を手作業で剥ぎ、
丁寧に絞った汁を何度も煮詰めて、じっくり寝かします。
収穫後しぼった黍の汁を釜にうつし、煮詰めていきます。
この「煮詰め」、実に根気のいる作業。
砂糖黍は本来、灰汁の強い植物。
次から次へと沸いてくる濁った灰汁と戦いながら、つきっきりの手作業で、ひと釜ずつ丁寧に仕上げていきます。
友江さん
灰汁を取り除く作業は、必ず職人の手で行います。
単純で根気がいるし、時間もかかる。
兎に角面倒な作業に見えますが、出来上がりを左右する大切な工程です。
煮詰めると次から次へと灰汁が出てきます。
丹念な灰汁抜きを繰り返すと、少しずつ、美しい翡翠色に。
さらに煮詰めていくと、やがては鮮やかな黄金色に変わり、工場全体に柔らかな甘さが漂ってきます。
じっくり寝かせて、最後の工程へ。
美しい結晶が生まれたところで、繰り返し研いで、仕上げてゆきます。
友江さん
和三盆糖になる前の白下糖。ひとくち舐めると上品な甘さが口の中いっぱいに広がります。
素材を活かしきる手間暇を、決して惜しまないこと。
茜庵創業以来、庵主が大切にしている想いです。
気候や湿度、糖黍の仕上がり、水の量・・。
和三盆糖作りの全ての工程は、長年培った職人の技術と勘を頼りに進められるもの。
決して量産できるものではありません。
けれども、この和三盆糖でしか出すことのできない華やぎがある。
丹精に仕立てられた甘味が、茜庵の菓子に ふわり、上品な風味を添えてくれます。
北海道産小豆に丹波の黒豆を一粒、和三盆糖をまぶしたひとくち菓子「和三玉」。
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